「机上査定」と「訪問査定」はどちらのほうがいいでしょうか?
家の一括査定をお願いしようとすると、机上査定と訪問査定のどちらかを選ぶことになります。
机上査定というのは簡易査定とも呼ばれます。
訪問なしにデータだけで家の査定をしてもらうという方法ですね。
家の査定をしてもらうときは、机上査定と訪問査定のどちらのほうがいいんでしょうか?
あなたの性格によります
結論から言えば、あなたの性格によると思います。
どちらの方がいいということはありません。
一般的には、本気で家を売るつもりなら訪問査定のほうがいいと言われるかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
じっくりと調べてからお店に行くタイプ?
あなたは、家電を買いに行く時に、じっくりと下調べをしてからお店に行くタイプですか?
例えば、メーカーの公式サイトをチェックして性能をじっくりと比較してみたり、パンフレットを集めてじっくりと比較してみたり。
はたまた、すでに使っている人の口コミをチェックするためにブログを検索してみたり。
そういった人は、おそらく、「この商品を買う!」という状態でお店に行くのではないかと思います。
一応、お店で店員さんに説明してもらったりもするのですが、すでに買うべき商品は決まっている人です。
僕はわりとそっちタイプです。
買う気まんまんでお店を訪れます。
指名買いをします。
店員さんにとってはラッキーかもしれませんね。
それなら机上査定がいいかも
じっくりと調べてからお店に行くタイプであれば、机上査定がいいかもしれません。
本気で家を売るつもりであっても机上査定がいいかもしれません。
というのも、不動産会社の営業マンに話を聞くよりも、資料だけもらって後は自分でじっくりと調べてみようと思う傾向が強いのではないでしょうか?
反対に、営業マンのセールストークを聞いてしまうと混乱してしまうかもしれません。
家電を買うときと同じですね。
店員さんに説明されるよりも、自分でじっくりと調べたいというタイプです。
机上査定であれば、査定書だけ受け取ることができます。
そこに、査定の根拠というものが書かれています。
その査定額が適正かどうか?
査定の考え方が自分に合っているかどうか?
もっと言えば、その不動産会社の評判もじっくりと調べることができます。
査定の根拠をじっくり検証してから不動産会社を絞り込める
机上査定であれば、じっくりと自分で調べてから不動産会社を絞り込むということができます。
場合によっては、不動産会社の営業マンよりも家の売却についての知識を身に着けてしまう人もいるかもしれません。
家電を買うときと同じですね。
店員さんの説明は一応聞くんだけれども、すでに知っているという状態です。
場合によっては店員さんの間違いに気づいてしまうこともあると思います。
机上査定のデメリットのひとつに、不動産会社の営業マンと直接会えないというものがあります。
「家の売却を任せても大丈夫か?」という人柄や頼りがいを判断することはできません。
でも、営業マンに頼りっきりになるつもりがないのであれば、直接会うといことはそこまで重要なことではないのかもしれません。
家電を買うときに、店員さんは誰でもいいと思うのと似ているかもしれません。
まあ、明らかにミスが多いとかは困りますけどね。
いきなりお店に行くタイプ?
家電を買うときはいきなりお店に行くタイプという人もいますよね。
店員さんに説明してもらって買う商品を決めるというタイプです。
コミュニケーションをとるのが好きな人や、自分でいろいろと調べるのが面倒くさいという人はこちらのタイプだと思います。
それなら訪問査定がいいかも
いきなりお店に行くタイプであれば、訪問査定がいいかもしれません。
一括査定であれば、自分で不動産会社に連絡を取らなくても、あちらから連絡してきてくれます。
そして、訪問日を決めて訪問してくれます。
「査定書だけ渡されても。。」という人は確実に訪問査定がいいのではないかと思います。
疑問点があれば営業マンに直接聞くことができますからね。
「その人がどんな人柄なのか?」
「頼りがいがあるのか?」
ということも直接話しをすることでチェックすることができます。
自宅や周辺環境も考慮にいれた査定額を聞くことができます
訪問査定の場合には、営業マンが直接家に訪問してくれるので、自宅のコンディションや劣化具合、周辺環境の利便性なども考慮にいれて査定をしてもらうことができます。
例えば、明らかに水回りが劣化している場合には、それによってどれくらい査定額が下がるのかも確認することができます。
ここらへんは机上査定では分からない部分です。
どちらがいいというより順番が違うだけ?
どちらがいいかは性格によるとお話しましたが、結局のところは順番が違うだけとも言えるんです。
結局のところは机上査定も訪問査定も必要になるということですね。
机上査定であっても、結局は訪問してもらうことになります
机上査定であっても、結局は絞り込んだ不動産会社の営業マンに訪問してもらうことになりますよね。
やっぱり最後には家そのものを査定してもらわなければいけません。
順番が違うだけです。
あんまり多くの営業マンと会っていると疲れてしまうとか、そんな時間がない、そもそも、自宅の相場は自分である程度調べたいという人は机上査定がいいと思います。
訪問査定であっても、自分で調べて納得できるかどうかが大事です
訪問査定であっても、結局は不動産会社を絞り込まなければいけません。
不動産会社の営業マンは自社で媒介契約をとりたいので、当然のことながらセールストークを展開するはずです。
高額で売れるようなことをほのめかすかもしれません。
ほのめかすどころか「絶対高額で売れます!」ということを言う人もいるかもしれません。
でも、それを自分で判断することができるでしょうか?
「この営業マンは高く売れると言っているけれども本当かなあ?」という疑問を持たなければ、もしかしたら結果的に損をしてしまう可能性もあります。
家電で言えば、お店側で売りたい商品に誘導されてしまうことに似ています。
高く売り出しておいて、「やっぱり売れないから値下げしましょう」ということはよくあることです。
「囲い込み」されてしまう可能性も高まります。
なので、訪問査定を選ぶとしても、自分で調べるということはおこなったほうがいいと思います。
まとめ
というわけで、「机上査定」と「訪問査定」はどちらがいいのかというお話をしました。
あなたの性格によるのではないかなと思います。
家電を買うときにじっくりと調べてからいくというのであれば机上査定がいいかもしれません。
査定書だけもらって、じっくりと自分で調べて検討するということができます。
そして、じっくりと不動産会社を絞り込むということができます。
家電を買うときはいきなりお店に行くという人は訪問査定がいいかもしれません。
各不動産会社の営業マンが訪問してくれるので、疑問点は直接聞くことができます。
人柄や頼りがいなどもチェックすることができます。
ただ、机上査定も訪問査定も結局は順番の違いだと思います。
机上査定であっても、最後には絞り込んだ不動産会社に訪問してもらうわけですし、訪問査定であっても、不動産会社の営業マンに頼り切りになるのは危険です。
もしかしたら損をする可能性だってあります。
ある程度は家の売却について自分で調べるということも必要になってきます。
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投稿者プロフィール
- 一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。
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