一般媒介契約だと広告などにあまりチカラを入れてもらえない?

家を売るときには、不動産会社と媒介契約を結ぶことになります。

媒介契約には「一般媒介契約」と「専任媒介契約」があります。

 

(正確には「専属専任媒介契約」もありますが)

 

どちらの契約でもいいのですが、一般媒介契約にすると広告などにあまりチカラを入れてもらえないと言われています。

それは本当でしょうか?

 

専任媒介をとりたいがための「言い訳」かも

それって、不動産会社が専任媒介契約をとりたいがための「言い訳」かもしれません。

 

「一般媒介契約だと広告などにあまりチカラを入れられない」と言うのは誰でしょうか?

不動産会社の人ではないでしょうか?

 

一般媒介だと広告費をかけても赤字になる可能性があります

一般媒介契約の場合、広告費をかけても赤字になる可能性があります。

 

他社経由で売買が決まった場合には、仲介手数料は得られません。

広告費をかけた分だけ赤字になります。

 

働いてもお給料がもらえなくなる?

不動産会社の人は、このことを「働いてもお給料がもらえなくなる」と表現したりします。

広告費をかけても仲介手数料が得られないのであれば確かにそうなります。

 

専任媒介契約であれば、家が売れた場合には必ず仲介手数料を得ることができます。

赤字になることはありません。

 

でも、それって普通のことでは?

でも、それって普通のことではないかなとも思うんです。

 

例えば、テレビCM。

1本数百万円とか数千万円とかいう広告費がかかります。

 

でも、利益は保証されているでしょうか?

テレビCMを流したからといって利益がでるとは限りませんよね。

 

下手をしたらまったく効果がないという可能性だってあります。

 

雑誌広告や、ネット広告や、チラシだって同じです。

利益が保証された広告というのはありません。

 

多くの企業は赤字になるリスクを負って広告を打ちます

それでも、多くの企業は広告を打ちます。

赤字になるリスクを負ってでも広告を打ちます。

 

それは大企業に限りません。

個人であっても広告を打つ時代になってきています。

 

例えば、税理士や弁護士などの士業の方がネット広告を打つことが多くなってきています。

 

そうしなければ黒字の可能性もないからです

なぜ、赤字のリスクを負ってでも広告を打つんでしょうか?

 

それは、そうしなければ、黒字の可能性もなくなってしまうからです。

自社の商品を知ってもらわないことには物やサービスは売れませんよね。

 

不動産仲介も同じです

不動産仲介だって同じです。

家を売り出しているということを知ってもらわなければ、売れる可能性はなくなります。

 

なので、不動産会社はスーモやホームズなどの不動産ポータルサイトに広告をだしたり、チラシをまいたりするわけですね。

 

一般媒介でも広告費をかける不動産会社はあります

なので、一般媒介契約であっても広告費をかける不動産会社はあります。

そうしなければ、家が売れる可能性がとても低くなってしまうからです。

 

まあ、放置される可能性というのもありますけどね。

 

それは、あなたの家の査定額によります。

高額な場合には一般媒介契約であっても、広告費をかけると思います。

 

でも、1000万円以下などの低額な場合には放置されてしまうかもしれません。

仲介手数料は売買価格に比例しますからね。

 

1億円の売買なら仲介手数料は300万円ですが、1000万円なら30万円です。

 

かかる労力としては同じようなものです。

どちらが優先されるかは明白なのではないでしょうか。

 

まあ、それは専任媒介契約であっても同じことが言えますけどね。

 

まとめ

というわけで、一般媒介契約だと広告などにあまりチカラを入れてもらえないのかというお話をしました。

 

そんなことはありません。

それは不動産会社が専任媒介契約をとりたいがための言い訳かもしれません。

 

一般媒介契約だと、広告費をかけて赤字になる可能性がでてきます。

タダ働きになってしまう可能性があるんです。

 

なので、一般媒介契約だと広告にあまりチカラを入れられないと言うのですが、広告で赤字になる可能性があるというのは当たり前のことでもあります。

 

多くの企業は赤字になるリスクを負って広告を打ちます。

そうしなければ売上があがることもなくなってしまうからですね。

 

不動産仲介だって同じです。

でも、専任媒介契約にすれば赤字になるリスクをなくすことができます。

 

なので、「一般媒介契約だと広告にあまりチカラを入れられない」と言うんですね。

 

ただ、赤字のリスクをとってでも一般媒介契約で広告を打つ不動産会社というのはあります。

特に中小の不動産会社にその傾向があるでしょうか。

 

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投稿者プロフィール

山河直純
山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

不動産屋に行く前に知っておいたほうがいいこととは?

家や土地を売るとなると、まずは不動産屋に足を運ぶと思います。

でも、いきなり行ってしまってもいいんでしょうか?



「不動産のことについて何も知らないからプロの不動産屋に売却を任せるんじゃないか!」と思うかもしれません。



でも、本当にそれでいいんでしょうか?



「無知は高くつく」

とよく言われます。



この言葉は、アメリカの100ドル紙幣に描かれている、

ベンジャミン・フランクリンの名言の一節です。



日本で言うなら福沢諭吉みたいな人でしょうか。



ベンジャミン・フランクリンは、

「教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく」

と言いました。



不動産についても同じです。

不動産の場合は取り扱う額が大きい分とくに高くつく傾向があります。



あなたが足を運ぼうとしている不動産屋は本当にあなたの味方なんでしょうか?



不動産屋に行く前に知っておいたほうがいいことをお教えします。