違反建築・違法建築の家でも売却することは可能でしょうか?

世の中には結構な数の違反建築があります。

 

特に2005年以前に建てられた建物は検査済証がないことも多いため、

違反建築である可能性も高くなっています。

 

もし、自宅が違反建築だった場合、

売却することは難しくなってしまうのでしょうか?

 

売却は可能です。

結論から言うと、

違反建築であっても売却することは可能です。

 

違反している部分を修繕してからでないと売却できないとか、

そもそも、売却することができないということはありません。

 

ただし、違反建築であることを伝えなければいけません。

ただし、買主に違反建築であることは伝えなければいけません。

 

家を売るとなると、

当然のことながら仲介業者にお願いすると思います。

 

なので、仲介業者の人にきちんと違反建築であることを伝えなければいけないということですね。

 

まあ、自分から言わずとも、

仲介業者の方から確認してくると思います。

 

仲介をお願いするときには権利証などの書類を提出することになりますが、

その中に検査済証がなければ違反建築の可能性がありますから。

 

違反建築でも欲しがる人はいる?

違反建築だと知って、

わざわざ買いたがる人っているんでしょうか?

 

実は、少なからずいます。

 

というのも、なぜ、違反建築が建てられるのかを考えてみてください。

 

容積率以上に広い家にできるからですよね。

違反建築にすることで1部屋増やせたりしますよね。

 

そのことに魅力を感じる買主というのもいるんですね。

 

違反建築であることのデメリットよりも、

メリットのほうに魅力を感じる人もいるということです。

 

最大のハードルは住宅ローンが利用できないこと。

ただ、違反建築には買主にとっての大きなハードルがあります。

 

それは、住宅ローンを利用できないということです。

 

稀に、違反建築にも融資されることもあるようですが、

基本的には違反建築を購入するのに住宅ローンは利用できないと考えたほうがいいです。

 

そうなると、家を購入することができる人は限られてきます。

一括で購入できるだけの現金を持っている人でないと難しいんです。

 

相場よりも安くなってしまうのは避けられない?

家の売値というのは、欲しい人が多いほどに高くなります。

 

まあ、家に限ったことではないですよね。

 

「早く買わないと他の人に買われてしまうんじゃないか?」

 

と思わせることができれば、

高くても買ってくれます。

 

ところが、違反建築の場合には、

住宅ローンを使えないと買えないという人が買主候補から除外されてしまいます。

 

競争率が低くなるということです。

 

そうなると

 

「ライバルもいなそうだからジックリと価格交渉してみるか」

 

と思われて値切られてしまう傾向があります。

 

更地にして売却したほうがいい可能性もあります。

ちなみに、立地の良い場所に建っている違反建築であれば、

更地にしてから土地だけで売却するという手もあります。

 

違反建築であっても取り壊して土地だけにしてしまえば、

違反ではなくなります。

 

住宅ローンだって利用できるようになります。

 

そうなると、買いたいという人が増えて高値で売れる可能性もでてきます。

 

ただし、立地が良くて、

土地だけでも高く売れそうという場合に限ったほうがいいかもしれません。

 

というのも、更地にするのにも費用がかかるからです。

戸建てであれば取り壊し費用に100万円とかかかります。

 

違反建築を取り壊して更地にしたはいいももの、

そもそも、その土地を欲しがる人があまりいないとなると、

なんのために更地にしたのかが分からなくなってしまいます。

 

まとめ

というわけで、違反建築の家でも売却することができるのかというお話をしました。

 

違反建築でも売却は可能です。

 

ただし、違反建築であることを買主にきちんと伝えなければいけません。

 

世の中には違反建築でも欲しいという人がいるので、

売却することは可能です。

 

ただ、違反建築の購入には住宅ローンを利用することが基本できません。

 

そのため、買いたいという人が少なくなり、

相場よりも安く売らざるを得ないことが多くなります。

 

また、もし、立地の良い土地に建っているのであれば、

違反建築を取り壊して更地にして売却するという方法もあります。

 

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投稿者プロフィール

山河直純
山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

不動産屋に行く前に知っておいたほうがいいこととは?

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ベンジャミン・フランクリンは、

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