数億する豪邸はどのようにして売却されるのか?

都心には数億円するような豪邸が結構あります。

六本木・青山・西麻布あたりですね。

 

土地代が高いので、土地代だけで数億円とかしてしまうんですね。

それこそ、50坪とか100坪の土地になると余裕で数億円になります。

 

そんな豪邸というのはどうやって売却されるんでしょうか?

 

基本、一般人は買えません

豪邸の場合、基本的に一般人は買えません。

ここが重要になります。

 

一般人向けに家を売り出すときとちょっとスタイルが変わってくるんですね。

 

例えば、3000万円の家を売り出すときは、できるだけ多くの人の目に触れるように、スーモやホームズなどにも広告を掲載します。

でも、豪邸を売り出すときにはそんなことはしません。

 

富裕層にターゲットを絞って売却します

豪邸を売り出すときには、富裕層にターゲットを絞って売り出します。

というのも、一般人では購入することができないからです。

 

言ってみれば、買える人がごく少数に限られているんですね。

 

なので、広告をつかって買主を見つけるというよりは、

富裕層の顧客リストの中からピンポイントで営業をしていくというスタイルになるんです。

 

希少性をだすために広告掲載しません

そして、希少性をだすために広告掲載はしません。

 

「一応、スーモやホームズに広告掲載しておいたほうが売れる可能性は高まるんじゃないの?」と思うかもしれません。

豪邸を売る場合には、それは逆効果になることがあるんですね。

 

富裕層というのは、希少性のあるものを好む傾向があります。

いつでも買えるようなものよりは、滅多に売りにでない希少性のあるものを欲しがる傾向があります。

 

都心の豪邸というのはそれに近いものがあります。

土地が限られていますからね。

 

なので、豪邸を売るときには希少性をアピールしながら富裕層に営業していくことになります。

「まだどこにも出ていない未公開物件(豪邸)があります。今回、特別に〇〇様にお持ちさせていただいたのですがいかがでしょうか?」というように営業していきます。

 

そんなときに、スーモに広告がでていたら興ざめですよね。

なので、豪邸を売りにだすときには、あえて、広告掲載しません。

 

せいぜい、自社HPに掲載しておくのに留まります。

それすらしないこともあります。

 

富裕層の間でのオークションみたいなもの?

言ってみれば、豪邸を売るときには、富裕層の間でオークションにかけられるようなものです。

「こんな豪邸が売りに出されました。あなたの不動産コレクションのひとつに加えませんか?」という感じで営業していきます。

 

欲しい人が多いほどに価格は上がるでしょう。

そこらへんは、一般の家と同じようなものだと言えるかもしれません。

 

ただ、豪邸の場合には、買う人はすでに複数の不動産を所有していることがほとんどです。

実際に自分が住む用というよりも、コレクションのひとつとして所有するということが多いんです。

 

場合によってはビックリするぐらい高く売れることもあります。

 

仲介手数料も桁違いです

豪邸は仲介手数料も桁違いになります。

 

例えば、5億円で売れた場合、仲介手数料は3%の1500万円になります。

それだけで、手頃な中古物件が買えてしまいそうな額です。

 

しかも、豪邸の売買だからといって、不動産会社にとって手間が増えるのかというと、そうではありません。

基本的にやるべきことは、一般の家の売買とそう変わりません。

 

売却の営業スタイルがちょっと変わるだけです。

なので、豪邸の売却依頼というのは、不動産会社にとってはとても喜ばしいことなんですね。

 

不動産会社の間での競争も激しい?

そんなこともあって、豪邸をめぐる不動産会社間の競争は激しいものがあります。

 

ちなみに、豪邸の場合も、囲い込みがおこなわれることがあります。

というよりも、豪邸ほどに囲い込みがおこなわれるのではないでしょうか。

 

さきほど、5億円の豪邸が売れた場合の仲介手数料が1500万円だと言いましたが、囲い込みによって買主からも仲介手数料が得られるのであれば、仲介手数料は合計3000万円になります。

かなり大きいですね。

 

そんなわけで、豪邸の場合には、囲い込みを崩すための戦略がとられることもあります。

 

囲い込まれている場合には、元付け不動産会社に連絡しても「商談中です」とか言われてあしらわれてしまいます。

なので、売主に直接手紙を送ったりするんですね。

 

「あなたの不動産を買いたいという人がいるのですが」というような手紙です。

それを読んだ売主が「ぜひぜひ紹介してほしい」となると、囲い込みは崩れます。

 

豪邸の場合、不動産会社の間でそんな攻防が繰り広げられていることがあります。

 

まとめ

というわけで、数億する豪邸はどうのようにして売却されるのかというお話をしました。

 

豪邸は、基本的には一般人は買えません。

なので、富裕層にターゲットを絞って売りにだされることになります。

 

希少性をだすために、スーモやホームズには広告を掲載することはしません。

場合によっては自社HPにすら掲載しないこともあります。

 

そうやって、希少性をだして未公開物件として富裕層に営業していくんですね。

言ってみれば、富裕層の間でオークションをするようなものです。

 

また、豪邸の場合には仲介手数料も桁違いになります。

そのため、囲い込みがおこなわれることも多く、不動産会社の間で激しい攻防がおこなわれることもあります。

 

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投稿者プロフィール

山河直純
山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

不動産屋に行く前に知っておいたほうがいいこととは?

家や土地を売るとなると、まずは不動産屋に足を運ぶと思います。

でも、いきなり行ってしまってもいいんでしょうか?



「不動産のことについて何も知らないからプロの不動産屋に売却を任せるんじゃないか!」と思うかもしれません。



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「無知は高くつく」

とよく言われます。



この言葉は、アメリカの100ドル紙幣に描かれている、

ベンジャミン・フランクリンの名言の一節です。



日本で言うなら福沢諭吉みたいな人でしょうか。



ベンジャミン・フランクリンは、

「教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく」

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