リノベーション済みの中古マンションのメリットとデメリットとは?

リノベーション済みの中古マンションが最近増えてきているようにも思えます。築古のマンションでもリノベーションされていると魅力的に移ります。購入を検討している人もいるでしょう。

でも、リノベーション済みの中古マンションには、メリットもありますが、デメリットもあります。

すぐに住めるのが大きなメリットです。

すぐに住めるというのが、リノベーション済みの中古マンションの大きなメリットです。リノベーションが完成した状態を、実際に目で見て、手で触れて確認することができます。これは大きなメリットです。

もし、自分でリノベーションをおこなうとなると、なかなか、その完成形をイメージすることができません。築古の中古マンションの場合、間取りも設備も古いことがほとんどです。

「この状態から、ちゃんとキレイにおしゃれにリノベーションできるのかしら?」と不安にもなるかもしれません。

実際には、リノベーションの計画案と工事は業者に任せることになると思いますが、完成形がイメージと違ったということもあり得なくはないです。その点、リノベーション済みの中古マンションならそういったことはありません。

もちろん、デメリットもあります。

リノベーション済みの中古マンションには、もちろんデメリットもあります。

リノベーション前の状態を自分で確認できません。

すでに完成してしまっているので、リノベーション前にはどうなっていたのかを自分で確認することができません。いわゆる、スケルトンの状態がどうだったかを確認することができません。

スケルトンというのは、マンションの住戸内の建具、設備、仕切壁、などをすべて取り除いた状態のことです。いってみれば、コンクリート剥き出し状態のことを、スケルトンと言います。

もしかしたら、配管に問題があるかもしれません。

築古のマンションの場合、配管に問題があることもあります。

築40年ほどの中古マンションで、配管の交換をしていない場合、もうすでに配管の寿命がきていることがあります。管の中がサビだらけとかですね。そのまま使い続けると、管に穴が空いてしまう可能性だってあります。

そんなことになったら住戸内が水浸しになってしまいます。そういった可能性があるにも関わらず、そのままの配管でリノベーションしてしまう業者も中にはあるかもしれません。リノベーションしてしまえば、配管がどうなっているのかというのは、とても確認しずらいです。

また、これは住戸単体の問題ではなく、マンション全体の問題ですが、マンション内の配管というのは、共用部分の配管と、専用住戸部分の配管に分かれています。

専用住戸内の配管を新しく交換したとしても、共用部分の配管は交換されていないということも多くあります。これは、自分だけではどうしようもないのですが、マンションの修繕計画の中に、配管の交換も含まれているのかを確認することは大事なことです。

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もしかしたら、コンクリートに問題があるかもしれません。

コンクリートに問題がある可能性だってあります。

例えば、住戸内で水漏れが発生していた場合、コンクリートが中性化してしまっている可能性があります。

コンクリートの中には、鉄筋や鉄骨が入っています。鉄筋や鉄骨が入っていることで、鉄筋コンクリートは強度を保てるわけです。でも、コンクリートが中性化していると、中に入っている鉄筋や鉄骨がサビやすくなってしまいます。

極端に言ってしまうと、床のコンクリートが中性化していると、床が抜ける可能性がでてきます。リノベーション済みの中古マンションの場合、コンクリートが中性化していたとしても、それに気がつくことができません。

リノベーションすると、すべてが覆い隠されてしまいます。

リノベーションをすると、すべてが覆い隠されてしまいます。

だからこそ、築古のマンションであっても新築のように見えるわけですが、構造そのものが新しくなるわけじゃありません。構造はやはり古いままなんです。

古くたって、耐震性や耐久性に問題がなければいいのですが、問題が発生する可能性があるのはイヤですよね。

そんなわけで、もし、リノベーション済み中古マンションの購入を検討しているという場合には、スケルトン状態の時の写真などを見せてもらいましょう。配管などの写真もあるはずです。

もし、「そういった写真は残っていない」という場合には、そのリノベーション済みの中古マンションは買わないほうがいいかもしれません。

価格が高くなるのもデメリットです。

価格が高くなるというのもデメリットのひとつです。

リノベーション業者だってビジネスでおこなっています。利益をださなければいけません。ビジネスモデルとしては、中古マンションを仕入れて、リノベーションをおこなって、そこに利益を乗せて販売するというものです。

自分でリノベーションをするよりも高くなって当然とも言えます。

まとめ

というわけで、リノベーション済みの中古マンションのメリットとデメリットについてお話しました。

すぐに住めるというのが大きなメリットです。ただし、配管やコンクリートに問題があるかもしれないというデメリットがあります。リノベーションされてしまうと、確認することができないからです。

また、価格が高くなるというのもデメリットのひとつとも言えます。

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投稿者プロフィール

山河直純
山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

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