地番を知りたいときの調べ方
地番を知りたいときの調べ方にはどんなものがあるんでしょうか?例えば、不動産登記簿を取得するときには、住所表示じゃなくて地番が必要になります。住所表示と地番というのはまったく違うものです。まあ、地域によっては住所表示=地番というところもありますけどね。
一番手っ取り早いのは法務局に電話です。
結論から言えば、地番を知りたいなら法務局に電話で確認するのが1番手っ取り早いです。おそらく、不動産業者の実務では1番行われていることなんじゃないでしょうか。特に規模が小さい不動産会社ではそうでしょう。
住所を伝えれば地番で返してくれます。
法務局に電話して、住所を伝えれば、地番で返してくれます。とてもシンプルです。
「地番を調べていただきたいんですけど?」
「はい、それでは住所を教えて下さい」
「〇〇区〇〇1-2-3です」
「はい、お調べしますので少々お待ち下さい」
「地番は〇〇区〇〇1234です」
「ありがとうございました」
というような流れになります。
地図で確認したい場合も、法務局に足を運ぶのがいいです。
ちなみに、電話ではなくて、実際に自分で地図を見て確認したいという場合にも、法務局に足を運ぶのがいいと思います。法務局には公図が設置してあるので、地図で確認すれば、そこに地番が記載されているはずです。
関連記事:「14条地図」と「公図」は違うもの?
ネットで調べたいときは?
ちなみに、インターネットで地番を調べたいという人も多いでしょう。「それが最も簡単なのでは?」と思うかもしれませんが、それがそうでもないんです。
少なくとも、法務局はインターネットでそういったサービスを提供してはいません。それをしてくれているのなら、それが1番簡単だと思うんですけどね。法務局としても、電話による確認依頼が少なくなるので、業務効率化としてはいいと思うんですけどね。
ゼンリンのブルーマップがありますが有料。
インターネットで地番を調べたいという場合、ゼンリンのブルーマップというものがあります。ブルーマップというのは、ゼンリンが作成している住宅地図の上に、法務局に備え付けの公図を重ね合わせたようなものです。なので、地番も調べることができます。
ただし、このゼンリンのブルーマップ。有料です。しかも結構高いです。例えば、東京都新宿区のブルーマップは税抜で41000円ほどします。しかも、インターネット経由で閲覧できるというものではなく、冊子として購入することになります。
それだったら、法務局に電話で確認したほうがいいかもしれせんよね?
国会図書館でブルーマップを調べるという手もあります。
もしくは、国会図書館でブルーマップを調べるという手もあります。ブルーマップは冊子として購入すると高額ですが、国会図書館であれば無料で閲覧することができます。もし、国会図書館が近くにあるという人がいるのであれば、国会図書館に行って地番を調べるというのでもいいかもしれません。
ただ、やはり実務的となると、法務局に電話で確認という方法になってしまうと思います。法務局自身がインターネットで公図を公開するようになれば、もっと楽になると思うんですけどね。
まとめ
というわけで、地番を知りたいときの調べ方についてお話しました。
法務局に電話するのが1番手っ取り早いです。住所を伝えれば地番で返してくれます。自分の目で地図で確認したいという場合にも法務局に行って公図を確認するのがいいです。
インターネットで調べるというのは実は難しいです。インターネットで、ゼンリンのブルーマップを通販するという方法もありますが、結構高額です。どうしてもブルーマップを確認してみたいという場合には、国会図書館に行ってみるのがいいでしょう。
投稿者プロフィール
- 一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。
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