大手不動産会社に査定をお願いしないほうがいい人とは?
家を売りたいと思うと、大手不動産会社に査定をお願いしたいと思う人も少なくないのではないでしょうか?
TVCMも良く流れているし、安心感があると思うかもしれません。
でも、大手不動産会社には査定をお願いしないほうがいい人がいるんです。
一体、どんな人なんでしょうか?
立地条件があまり良くない家に住んでいる人
結論から言えば、立地条件があまり良くない家に住んでいる人です。
家の価値というのは立地条件によって大きく左右されます。
例えば、駅徒歩3分以内の家はやっぱり価格が高くなりますよね。
便利ですから。
駅直結のタワーマンションが人気だったりするのは立地条件がいいからです。
例えば、駅徒歩25分の家とか
立地条件があまり良くないというのは、例えば、駅徒歩25分の家とかです。
東京区部ではそういった立地の家はそうそうありません。
いたるところに電車や地下鉄で張り巡らされていますからね。
副都心線のように新しく駅が作られることだってあります。
でも、三鷹市や八王子市までいくと、駅徒歩25分の家というのは少なくありません。
千葉県や埼玉県、神奈川県でもちょっと離れると駅徒歩25分以上の家というのは結構あります。
大手不動産会社の強みはブランド力です
大手不動産会社の強みというのは「ブランド力」にあります。
三井のリハウスや住友不動産などは多くの人が知っているのではないでしょうか?
TVCMも良く流れていますからね。
家を売ろうと思ったら、まず思いつくのが大手不動産会社なのではないでしょうか?
名前も知らない不動産会社は思いつくことすらできませんよね。
パッと「三井のリハウスに行ってみようかな?」って思いつくのは三井のリハウスにブランド力があるからです。
関連会社でマンションや戸建ての開発もおこなっています
大手不動産会社は、関連会社でマンションや戸建ての開発をおこなっていることがほとんどです。
例えば、三井のリハウスの場合は、三井不動産レジデンシャルがあります。
パークシティシリーズとかファインコートシリーズとかいろいろな宅地を開発しています。
三菱地所レジデンスの場合はパークハウスシリーズなどですね。
規模も大きいので宅地作りというよりも街並みを開発しているともいえます。
そして、重要なのは、「立地条件の良い場所」で開発がおこなわれていることがほとんどということです。
仲介する物件もブランド力のあるものが多い?
三井不動産レジデンシャルの物件は、もちろん、三井のリハウスでも取り扱われることになります。
例えば、パークシティ武蔵小杉やパークシティ柏の葉キャンパスの中古物件を買いたいという人は、三井のリハウスを訪れる可能性が高いです。
なんといっても関連会社ですからね。
パークシティの中古が売り出されるときには、三井のリハウスが仲介する可能性が最も高そうですから。
ということは、三井のリハウスというのは、仲介する物件そのものもブランド力があるものが多いとも言えるのではないでしょうか。
そして、ブランド力のある家を探している人が多いとも言えるのではないでしょうか。
立地条件があまり良くないと買主が見つかりにくい可能性もあります
大手不動産会社に家の査定をお願いすれば、仲介も引き受けてくれると思います。
でも、売れるかどうかはまた別問題です。
ブランド力のある家を探している人が多ければ、駅徒歩25分以上の立地条件の家は、あまり注目されないかもしれません。
それなら地元の人脈に強みをもっている地域密着型がいいかもしれません
それならば、地元の人脈に強みをもっている地域密着型の不動産会社に査定をお願いしたほうがいいかもしれません。
地域密着型の不動産会社にはブランド力はありません。
でも、地元の地主とのつながりが強かったり、地域のネットワークに顔が効くなどの強みがあります。
地域のイベントなどにも積極的に参加していたりします。
営業にもなりますからね。
そんなわけで、立地条件があまり良くないとしても、その場所に家を探しているという人を知っている可能性があるんです。
まとめ
というわけで、大手不動産会社に査定をお願いしないほうがいい人というお話をしました。
具体的に言えば、駅徒歩25分以上の家とかですね。
大手不動産会社の強みというのはブランド力にあります。
そして、関連会社でブランド力のあるマンションや戸建ての開発をおこなっていたりもします。
結果的に、ブランド力のある家を求める人が大手不動産会社には集まりやすくなります。
そんな中に、立地条件があまり良くない家があっても、なかなか買主が見つからない可能性があります。
であれば、地元の人脈に強い地域密着型の不動産会社に査定をお願いしたほうがいいかもしれません。
関連記事:地域密着型の不動産屋に査定をお願いしないほうがいい人とは?
投稿者プロフィール
- 一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。
最新の投稿
- 2019.12.09税金・相続・法律「相続登記」と「所有権移転登記」の違いは何なんでしょうか?
- 2019.12.06住宅性能・住宅診断家は住まないと劣化するというのは本当なんでしょうか?
- 2019.12.06登記「表題登記(表示登記)」と「権利登記」はどう違う?
- 2019.12.06税金・相続・法律相続した不動産が未登記だった場合にはどうするのがいいんでしょうか?
家を高く売りたいなら知っておきたいこと
これだけは知っておいたほうがいいかもしれません。