地域密着型の不動産屋に査定をお願いしないほうがいい人とは?
不動産会社といってもいくつかパターンがあります。
その中のひとつに、地域密着型の不動産屋というのがあります。
地元密着型とも言うでしょうか。
駅前に小さな店舗を構えていて、地元の地主と通じていることが多いです。
そんな地域密着型の不動産会社には査定をお願いしないほうがいいのではという人がいます。
どういう人なんでしょうか?
ブランド力のある家に住んでいる人
結論から言えば「ブランド力」のある家に住んでいる人は、地域密着型の不動産会社に査定をお願いしないほうがいいかもしれません。
いや、査定をお願いしてもいいと思いますが、優先順位は1位ではないということです。
ブランド力がある家というのは、TVCMとか、雑誌広告などで登場するような家です。
タワーマンションとか、戸建てであっても地域開発型のものであれば広告されることも多いのではないでしょうか。
例えば三井の「ファインコート」シリーズとか
例えば、三井不動産レジデンシャルの「ファインコート」シリーズなどです。
ファインコートは地域開発型の戸建て住宅のシリーズです。
10棟とか20棟で街並みを作るように開発されます。
統一感のある街並みが好きな人にとっては魅力的なのではないでしょうか。
もちろん、ファインコート以外にもブランド力のある家というのはあります。
三井の中でも、パークシティシリーズや、パークホームズシリーズなど、三菱地所レジデンスでいえばパークハウスシリーズなどですね。
他にも、東急不動産のブランズシリーズや、野村不動産でいえば、プラウドシリーズなどでしょうか。
広告も多く展開されているので知っている人も多いのではないでしょうか。
地域密着型が強いのは地元の人脈です
地域密着型の不動産屋が強いのは、地元の人脈です。
地元の地主と昔から知り合いという人が多いですし、地域のイベントなどにも積極的に顔をだします。
なので、地域内での不動産の需要には通じていることが多いです。
例えば、「3丁目の鈴木さんの息子さんが近くに家を探している」とかいう具体的なことも知っているかもしれません。
でも、それ以外のことについてはあまり強くないことが多いです。
買主を探すのもレインズ頼みなことも多いです。
レインズというのは国土交通省が運営する売り物件の管理システムです。
日本全国の不動産会社が、全国の売り物件を知ることができます。
レインズによって買主が見つかるということも多いんですね。
ファインコートを欲しがるのはどんな人でしょうか?
ファインコートはブランド力があるので、ピンポイントで欲しがる人も少なくないと思います。
「家を買うならファインコートがいい!」という感じですね。
マンションだってそうですよね。
予約待ちが入るほどの人気の中古マンションだってあります。
ブランドに魅力を感じているのなら不動産会社もブランドで選ぶのでは?
そういった人達は、ブランドに魅力を感じていることが多いと思います。
近くに似たような環境の家があったとしても、ファインコートが良いと思うのではないでしょうか?
そういう場合、不動産会社もブランドで選ぶことが多いのではないでしょうか?
三井のリハウスに行く可能性がとても高いです
ファインコートは三井不動産レジデンシャルが開発しています。
それなら、ファインコートの中古戸建てが欲しいと思ったなら三井のリハウスに行く可能性が高いのではないでしょうか?
同じ三井の系列ですしね。
三井のリハウスもブランド力があります。
TVCMもかなり流れています。
すでに、家を買いたいという人が待っているかもしれません
ブランド力のある家に住んでいる場合、家を売るなら不動産会社もブランド力がある所のほうがいいと思います。
というのも、家を買いたいという人がすでにリスト化されている可能性があるからです。
「ファインコートの中古戸建てありますか?」という人が訪れても、物件がなければ案内することができません。
でも、物件がでてきたら案内できるように連絡先は控えてあるはずです。
それがリストです。
あちらから「ファインコートの中古戸建てありますか?」と訪ねてきているのですから、売れる可能性はとても高いです。
地域密着型の不動産屋の場合でも、先程の例のように、「3丁目の鈴木さんの息子さん」に案内することはできるかもしれません。
でも、おそらく三井のリハウスのほうが売れる可能性は高いのではないでしょうか。
まとめ
というわけで、地域密着型の不動産会社に査定をお願いしないほうがいい人というお話をしました。
ブランド力のある家に住んでいる人です。
例えば、三井の「ファインコート」シリーズなどですね。
マンションで言えば「パークシティ」シリーズなどもそうです。
地域密着型の不動産会社が強いのは地元の人脈です。
地主さんとかと強いつながりがあります。
一方、ファインコートなどのブランド力のある家を欲しがるのはどんな人でしょうか?
不動産会社もブランド力で選ぶ可能性が高いです。
ファインコートで言えば、三井のリハウスに行く可能性が高いです。
すでに、家を買いたいという人が待っている可能性だってあります。
関連記事:不動産会社はどんな方法であなたの家を査定するのか?
関連記事:大手不動産会社に査定をお願いしないほうがいい人とは?
投稿者プロフィール
- 一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。
最新の投稿
- 2019.12.09税金・相続・法律「相続登記」と「所有権移転登記」の違いは何なんでしょうか?
- 2019.12.06住宅性能・住宅診断家は住まないと劣化するというのは本当なんでしょうか?
- 2019.12.06登記「表題登記(表示登記)」と「権利登記」はどう違う?
- 2019.12.06税金・相続・法律相続した不動産が未登記だった場合にはどうするのがいいんでしょうか?
家を高く売りたいなら知っておきたいこと
これだけは知っておいたほうがいいかもしれません。