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なぜ、査定額が低い不動産会社があるんでしょうか?

家を売ろうと思うと、不動産会社に査定をお願いすると思います。

 

いくつかの不動産会社に査定をお願いした場合、気がつくことがあると思います。

査定額にバラツキがあるんです。

 

「なんでこんなに査定額が低いんだろう?」と思うこともあるかもしれません。

なぜなんでしょうか?

 

他が高いのかも?

もしかしたら、他の査定額が高いという可能性があります。

 

査定額が低いと感じるのって相対的なものですよね。

平均身長が180センチ近くもあるオランダ人に比べれば、171センチの日本人は低く見えます。

 

でも、日本男子の平均身長です。

 

それと同じようなことが家の査定でも言えます。

 

査定額は高いのと低いのどちらがお好み?

あなたは、査定額が高いのと低いのどちらがお好みでしょうか?

 

「聞かれるまでもないよ」って思うかもしれません。

 

高い査定額の方が好まれます

当然のことながら、査定額は高いほうが好まれます。

「この家がこんなに高く売れる可能性があるのか!」って喜ぶのではないでしょうか。

 

一方、1番低い査定額を提示してきた不動産会社に対しては「なんでこんなに査定額が低いんだろう?」って疑問を持つのも当然といえます。

 

でも、実際に売れるかは別問題です

でも、実際に売れるかどうかは別問題なんです。

査定額というのは、あくまでも「この価格で売り出せば売れそうです」という価格にすぎません。

 

売れそうだという価格というのは不動産会社によって判断が違いますし、同じ不動産会社でも査定する人によって判断が違ったりします。

 

なので、不動産会社によって査定額にバラツキがあるというのは当然のことです。

 

でも、わざと査定額が高くされるということがあります。

高い査定額の方が好まれるからです。

 

「実際に売れそうな価格は3000万円なんだけれども、ちょっと高めの3200万円にしておこうかな?」ということがおこなわれます。

 

売れなければ値下げすればいいと考える不動産会社も

高めの査定額の場合には、当然のことながら売ることが難しくなります。

 

家を買いたいという人はあなたとは反対に「できるだけ安く買いたい」と思っているんです。

相場よりも高めな家をあえて買おうと思うでしょうか?

 

家が売れないと不動産会社も困ってしまうので、値下げをしてはどうかと提案してきます。

3200万円から3000万円への値下げを提案してきます。

 

わざと高くしておいた査定額から、もともとの査定額に戻すわけですね。

場合によっては、もっと値下げを提案してくるかもしれません。

 

こういうことを、計画的におこなう不動産会社も少なくありません。

 

媒介契約を結ぶことのほうが重要

というのも、不動産会社にとっては、家を売るという前に、あなたと媒介契約を結ぶことのほうが大事だからです。

なにはともあれ媒介契約なんです。

 

媒介契約を結ばないことには家を売ることもできませんよね。

そして、多くの人は査定額が1番高い不動産会社と媒介契約を結びます。

 

わざと査定額を高くする理由というのがこれです。

「この査定額だとちょっと売りにくいかもしれないけれども、まずは媒介契約を結ぶことが大事」と思うわけですね。

 

そして「もし売れなかったら値下げを提案しよう」となるわけです。

 

実際に売れそうな査定額は低く感じるかもしれません

なので、最初から実際に売れそうな査定額を提示してくる不動産会社に対しては「なんでこんなに査定額が低いんだろう?」と思ってしまうかもしれません。

でも、本当は他が高いだけで、その査定額が適正なのかもしれません。

 

「この価格なら絶対に売れるはずだ!」と自信を持って査定しているのかもしれません。

 

まとめ

というわけで、なぜ、査定額が低い不動産会社があるのかというお話をしました。

 

他が高いのかもしれません。

 

あなたは査定額が高いのと低いのどちらが好みでしょうか?

高いほうが好みなのではないでしょうか?

 

でも、査定額が1番高い不動産会社に仲介をお願いしたとしても、実際にその価格で売れるかは別問題なんです。

売れなければ値下げを提案されることも多いです。

 

計画的にわざと査定額を高くする不動産会社も少なくありません。

「これじゃあ売れなそうだな」という査定額であっても、まずは媒介契約を結ぶことが不動産会社にとっては重要だからです。

 

そんな中、「この価格なら絶対に売れる」という査定額を提示してくる不動産会社は低く感じるかもしれません。

 

なので、自分でもある程度の相場を知っておくということが大事になってきます。

 

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投稿者プロフィール

山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

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