専任媒介契約には囲い込まれるかもしれないというリスクがあります。
囲い込まれてしまうと、家を安く売ることになる可能性がとても高くなります。
そんなのは嫌ですよね。
囲い込みをしない不動産会社を見極める方法ってあるんでしょうか?
囲い込みのリスクについて説明してくれるか?
簡単に見極める方法があります。
それは、自分から囲い込みのリスクについて説明してくれるかどうかです。
ほぼすべての不動産会社は専任媒介契約を望みます。
それは間違いないです。
専任媒介契約でもいいと言われているのに、あえて、一般媒介契約を結ぶという不動産会社はないと思います。
なので、囲い込みをおこなわない不動産会社であっても、専任媒介契約を結ぼうとするはずです。
でも、不動産会社によっては囲い込みのリスクについて説明してくれるところもあります。
「専任媒介契約には囲い込みのリスクがあるのですが大丈夫でしょうか?囲い込みというのは・・・」という感じです。
黙っているのなら怪しいです
一方、専任媒介契約を結ぶときに、囲い込みのリスクについて説明しない不動産会社もあります。
囲い込みのリスクについて黙っているということですね。
そういった不動産会社はちょっと怪しいかもしれません。
ただ単に、囲い込みのリスクについて説明する必要はないと判断する可能性もあります。
でも、意図的に黙っている不動産会社だってあります。
囲い込みをおこなうには、売主が囲い込みの存在を知らない必要があるからです。
囲い込みの存在を知っている人に、囲い込みをおこなうのは至難の技です。
警察官の前で泥棒をしようとするようなものです。
自分から囲い込みについて質問するのは避けたほうがいいかも
ただ、自分から不動産会社の人に対して、囲い込みについて質問するのは避けたほうがいいかもしれません。
場合によってはちょっと気まずくなってしまうかもしれません。
「専任媒介契約には囲い込みのリスクがあるらしいのですが、御社は囲い込みをおこないますか?」というのは最初から疑ってかかっているようにも感じられます。
どんな不動産会社であれ、あまり良い気分はしないと思います。
まあ、水を得た魚のように、囲い込みの事例について話しだす不動産会社もあるかもしれないですけどね。
そういった不動産会社であれば、まず、囲い込みはおこなわないと思います。
それに対して、「確かに専任媒介契約には囲い込みのリスクがあります。でも、弊社は絶対に囲い込みはおこないません」と、具体性のない答えが返ってくる場合には、ちょっと怪しいかもしれません。
ただ、熱意や誠意を見せるというだけの場合です。
大事なのは納得できるかどうかです。
自社ホームページと不動産ポータルサイトを照らし合わせる方法もあります
ちなみに、それ以外にも囲い込みをしていないか知る方法があります。
それは、自社ホームページと不動作ポータルサイトを照らし合わせるという方法です。
不動産ポータルサイトというのは、スーモやホームズのことです。
かなり大手の不動産ポータルサイトなので、家が欲しいという人の多くがチェックするのではないでしょうか?
家を売り出すのであれば、当然のことながら、スーモやホームズにも掲載しておきたいところですよね。
自社にだけ掲載されていてポータルサイトに無ければ囲い込みの可能性大です
でも、スーモやホームズに掲載されていないことがあるんですね。
自社のホームページにだけ掲載されている場合、囲い込みの可能性が高いです。
囲い込みをおこなっていなければ、自社でスーモやホームズに広告を掲載していなくても、他社が広告を掲載していることが多いです。
買主を紹介したい不動産会社が、スーモやホームズに広告を掲載します。
でも、囲い込みをおこなっている場合、他社がスーモやホームズに広告を掲載することを禁止していたりします。
そうなると、結果的に、スーモやホームズには広告が掲載されなくなってしまうんです。
自社でブログを運営しているところは囲い込みをしないことが多いです
最近では、不動産会社がブログを運営していることもあります。
中小の不動産会社に多いでしょうか。
大手のようにブランド力がないので、ブログを書いて集客しているんですね。
そういった不動産会社の中には、囲い込みの存在について詳しくブログ記事にしているところもあります。
その他にも、家を売る上で役に立つ情報を発信していたりします。
そういった不動産会社は、まず、囲い込みをおこなうことはないでしょう。
まとめ
というわけで、囲い込みをしない不動産会社を知る方法についてお話しました。
専任媒介契約には囲い込みのリスクがあるということを自分から説明してくれる不動産会社は、まず、囲い込みをおこなわないと思います。
囲い込みの存在を知っている人に対して、囲い込みをおこなうのは至難の技ですからね。
警察官の前で泥棒をするようなものです。
囲い込みのリスクについて黙っている場合は少し警戒したほうがいいかもしれません。
ただ、自分から「御社は囲い込みをしませんか?」とか質問するのは避けたほうがいいかもしれません。
そして、他にも囲い込みをしない不動産会社を知る方法があります。
自社ホームページと不動産ポータルサイトを照らし合わせるという方法です。
自社ホームページにだけ掲載されていて、スーモやホームズなどの不動産ポータルサイトに掲載がない場合には、その不動産会社は囲い込みをしている可能性が高いです。
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投稿者プロフィール
- 一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。
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