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「リフォームローン」と「住宅ローン」はどんな違いがあるんでしょうか?

家を買うときには「住宅ローン」を利用します。

家をリフォームするときには「リフォームローン」を利用します。

 

どちらも家に対して利用するローンなのですが、

なにか大きな違いがあるんでしょうか?

 

大きな違いは4つあります。

リフォームローンと住宅ローンには、

大きな違いが「4つ」あります。

 

1つずつお話していきます。

 

1つめは「金利」です。

1つめは、金利です。

 

リフォームローンと住宅ローンの、

最も大きな違いと言ってもいいかもしれません。

 

住宅ローンは1%ほどで、リフォームローンは3%ほどです。

住宅ローンの金利は約1%ほどです。

 

固定金利の場合はですね。

変動金利の場合には0.5%ぐらいに設定されていることも多いです。

 

バブル期からは考えられないぐらいの超低金利になっています。

 

それに対して、

リフォームローンの金利は約3%ほどになっています。

 

もちろん、金融機関によっても違いますし、

借りる条件によっても色々と変わってきます。

 

でも、住宅ローンに比べるとかなり金利が高くなることには変わりありません。

 

2つめは「額」です。

2つめは、額です。

借りられる限度額が10倍ぐらい違います。

 

住宅ローンは1000万円単位、リフォームローンは100万単位です。

住宅ローンは1000万円単位での融資になります。

1億以上になることもありますね。

 

家を買うにはそれだけの額が必要になってきます。

 

それに対して、リフォームローンは100万円単位での融資になります。

 

上限が1000万円になっていることが多いでしょうか。

 

キッチン・バス・トイレなどのリフォームを行っても、

1000万円を超えることはほぼないですからね。

 

部分的なリフォームではなく、

家全体となると1000万円だとちょっと足りない可能性もありますが、

だいたいは上限が1000万円ほどになっています。

 

3つめは「期間」です。

3つめは、借りられる期間です。

借りられる期間が2〜3倍ほど違います。

 

住宅ローンは最長35年、リフォームローンは最長15年ほどです。

住宅ローンの場合には、

大体、最長35年ほどの期間借りることができます。

 

フラット35もありますしね。

 

住宅ローンというと、

35年間借りるものというイメージも強いのではないでしょうか。

 

それに対して、リフォームローンの場合には、

大体、最長で15年ほどになります。

 

住宅ローンに比べると、短い間しか借りることができません。

 

まあ、リフォームローンの場合には金利が高いので、

あんまり長く借りるのも問題ですけどね。

 

支払う利子の額が高くなってしまいます。

 

4つめは「担保」です。

4つめは、担保が必要になるかどうかです。

 

担保が必要な場合、

もし、ローン返済できなくなったときに、

家を失うことになります。

 

住宅ローンには担保が必要で、リフォームローンは無担保でもOKです。

住宅ローンを借りるには、

必ず担保が必要になります。

 

購入する家そのものが担保になります。

 

もし、住宅ローンの返済ができなくなったときには、

金融機関は、その家を差し押さえて、競売にかけます。

 

そして、融資したお金を回収します。

 

言ってみれば、住宅ローンを利用するということは、

金融機関に代わりに家を買ってもらって、

ローンを支払って住まわせてもらうと言うほうが実態としては正しいと思います。

 

登記上の所有権はあなたのものになるのですが、

同時に、金融機関によって抵当権が設定されます。

 

ローンの支払いが滞ると、

所有権よりも抵当権の方が強くなるんですね。

 

一方、リフォームローンの場合は無担保でもOKなことが多いです。

 

無担保の場合、

例え、ローンの支払いが滞ったとしても、

家を差し押さえられて、競売にかけられるということはないということです。

 

とはいえ、自己破産しないかぎり、

借りたお金は返さないといけないですけどね。

 

ちなみに、リフォームローンでも1000万円以上借りられることもあります。

そういう場合には、担保が必要になることが多いです。

 

まとめ

というわけで、「リフォームローン」と「住宅ローン」の違いについてお話しました。

 

大きな違いは4つあります。

 

1つめは「金利」です。

住宅ローンの金利は約1%ほど、リフォームローンの金利は約3%ほどです。

 

2つめは「額」です。

住宅ローンは1000万円単位、リフォームローンは100万円単位で借りられます。

 

3つめは「期間」です。

住宅ローンは最長35年間、リフォームローンは最長15年間借りられます。

 

4つめは「担保」です。

住宅ローンには担保が必要で、リフォームローンは無担保でもOKです。

 

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投稿者プロフィール

山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

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