ハウール

上部構造評点を知るための耐震診断にはどれくらいの費用がかかる?

家の耐震性能を知るための指標として、

上部構造評点(単に評点とも呼びます)というものがあります。

 

それを知るには、建築士などによる耐震診断が必要になるのですが、

一体どれくらいの費用がかかるんでしょうか?

 

10万円〜20万円です。

結論から言うと、

耐震診断にかかる費用は10万円〜20万円ほどになります。

 

よく探すと10万円以下で耐震診断を行ってくれる業者もあります。

 

しかも、耐震診断だけではなく、

住宅診断もセットにして10万円以下です。

 

まあ、住宅診断と耐震診断はチェック項目がかぶる部分もあるので、

セットにすると安くしてくれるところがほとんどです。

 

ちなみに、30万円以上になる業者もありますが、

その場合はやめておいたほうがいいかもしれません。

 

料金が高いからといって質のいいサービスが受けられるかというと、

そうではない可能性が高いです。

 

というのも、耐震診断を行うということは、

耐震基準適合証明書を発行する可能性があるということです。

 

「この家は十分な耐震性能がありますよ」

というお墨付きの書類を発行する可能性があるということです。

 

そして、耐震基準適合証明書は中古住宅の売買で利用されます。

 

後になって、適当な診断だったということが分かってしまったら、

建築士の資格を剥奪されかねません。

 

価格が安くても、きちんと診断してくる可能性が高いのではないでしょうか。

 

評点が1.0未満になることは多いです。

評点は以下のような基準になっています。

 

震度6強の地震が起こった場合です。

 

「1.5」以上なら倒壊しない。

「1.0」以上〜「1.5」未満なら一応倒壊しない。

「0.7」以上〜「1.0」未満なら倒壊する可能性がある。

「0.7」未満なら倒壊する可能性が高い。

 

耐震診断で評点が1.0以上になることは実はあまりありません。

約9割の住宅が1.0以下になるそうです。

 

これは1981年以前の旧耐震基準の建物に限らずに、

新耐震基準の建物であっても築20年以上経っている建物は、

評点1.0以下になることが多いようです。

 

外部リンク:築20年超の新耐震基準住宅のうち約9割が、現行の耐震基準に不適合|不動産ジャパン

その場合、耐震基準適合証明書は取得できません。

耐震診断をおこなって、

耐震基準を満たすことができれば、

「耐震基準適合証明書」を発行してもらうことができます。

 

中古住宅の売買において、

耐震基準適合証明書は大きな役割を果たすので、

取得したい人も多いと思います。

 

住宅ローン減税とか登録免許税とかですね。

 

でも、評点が1.0以下の場合には、

耐震基準適合証明書を発行してもらうことはできません。

 

仮に、震度6強の地震が起きて家が倒壊でもしようものなら、

診断した建築士の責任になってしまうので、

おいそれと発行することはできません。

 

取得したい場合には耐震改修が必要になります。

それでも、どうしても耐震基準適合証明書を取得したいという場合には、

耐震改修が必要になってきます。

 

耐震診断を受けると、

どう改修すれば耐震基準を満たせるのかのアドバイスもくれます。

 

耐震改修の費用は100万円〜200万円です。

ちなみに、耐震改修にかかる費用は、

だいたい100万円〜200万円ほどになることが多いです。

 

どう感じますか?

 

私的には結構安く感じます。

 

というのも、耐震改修をおこなえば、

耐震基準を満たした建物になるわけです。

 

新築並みとは言えないかもしれませんが、

震度6強の地震が起こっても一応倒壊はしない建物になるわけです。

 

それが100万円〜200万円で済むなら安いとも言えると思います。

 

少なくとも、建て替えるよりも安いですよね。

 

また、耐震基準適合証明書を取得しておけば、

家を売るときになったときでも有利に働きます。

 

耐震基準適合証明書があれば、

築古の家であっても、金融機関が融資してくれる可能性が高いからです。

 

建物を取り壊して土地だけで売らざるを得ないということを、

避けることができるかもしれません。

 

まとめ

というわけで、上部構造評点を知るための耐震診断にはどれくらいの費用がかかるのかというお話をしました。

 

10万円〜20万円ほどです。

 

ちなみに、耐震診断を受けても評点1.0以上になることは少ないです。

その場合には、耐震基準適合証明書は取得できません。

 

もし、それでも欲しいという場合には耐震改修が必要になってきます。

耐震改修の費用は大体100万円〜200万円ほどになることが多いです。

 

関連記事:ホームインスペクション(住宅診断)を利用すべきはどんな人?

関連記事:検査済証がないのですが家を売却することはできるでしょうか?

 

投稿者プロフィール

山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

家を高く売りたいなら知っておきたいこと

もし、あなたが家を高く売りたいと思っているのであれば、
これだけは知っておいたほうがいいかもしれません。