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地積更正登記はするべきか?しないべきか?

登記上の地積が、

実際の土地面積と違っていそうなことってよくあります。

 

そういう場合、

測量をし直して地積更正登記をおこなったほうがいいんでしょうか?

 

それとも、そこまですることもないんでしょうか?

 

土地の価格によります。

結論を言ってしまうと、

土地の価格によります。

 

地積測量図と5%ぐらい違うことがあります。

登記上の地積と、

実際の土地面積は、

5%ぐらいズレていることがあります。

 

特に、昔に測量された土地はその傾向が高いかと思います。

 

測量の技術というのはここ数十年で格段に進化しました。

なんといってもGPSも登場しましたからね。

 

GPSがあれば、

例え、その土地周辺が焼け野原になったとしても、

土地の境界線を復元することができます。

 

焼け野原になってしまうと、

隣地との境界線とかがわからなくなってしまいます。

 

でもGPSの場合には、

絶対座標で境界線を記録することができます。

 

一方、GPSがない時代は、

隣地や道路との関係性でしか記録することができませんでした。

 

それぐらい、精度が違うということです。

 

5%のズレはさすがに大きいですが、

1%ぐらいはズレてしまっても仕方がないこととも言えます。

 

100平米の土地なら5平米違う可能性があるということ。

一般的な住宅地の土地面積は100平米ほどです。

 

もし、5%ズレているのだとしたら、

5平米のズレがあることになります。

 

5平米というのは、1メートル×5メートルということです。

 

結構な差ですよね?

 

2人ぐらい、

その土地の上に横たわることができそうです。

 

1平米単価が50万円だったなら?

もし、1平米単価が50万円だったならどうでしょうか?

 

東京23区内では、

1平米単価が50万円というのはザラにあります。

 

その場合、5平米ずれているということは、

250万円分の土地がズレているということになります。

 

かなり大きいですよね。

 

「100平米だと思っていたのに、実際の土地面積は95平米だった!」という場合、

土地を購入するのに250万円分余計に支払うことになるということです。

 

反対に、「100平米だと思っていたのに、実際の土地面積は105平米だった!」という場合には、

250万円分、得をすることになります。

 

地積更正登記には約30〜70万円ほどの費用がかかります。

地積更正登記には、

約30〜70万円ほどの費用がかかります。

 

土地家屋調査士に依頼することになります。

 

都心部で地積測量図が疑わしい場合にはしたほうがいいかも。

もし、地価の高い都心部で、

地積測量図が疑わしい場合には、

地積更正登記をおこなっておいたほうがいいかもしれません。

 

地積が増えそうな場合には特にです。

 

仮に5平米増えることになるのであれば、

70万円の地積更正登記の費用をかけたとしても、

土地の価値が250万円分あがります。

 

結果的には得をするのではないでしょうか?

 

反対に、地積が5平米少なくなるのであれば、

土地の価値は250万円分減ります。

 

でも、登記上の地積と、実際の土地面積がズレていそうだという場合には、

結局、地積更正登記をおこなわないことには、

買主もなかなか現れないかもしれません。

 

都心の場合、買主側だって土地面積には慎重になります。

 

買主側から測量を求められる可能性だって高いです。

 

まとめ

というわけで、

地積更正登記はするべきか、しないべきか、

というお話をしました。

 

土地の価格によります。

 

登記上の地積と実際の土地面積は5%ぐらいズレていることがあります。

100平米の土地なら5平米ぐらいズレている可能性があるということです。

 

仮に、1平米単価が50万円だとしたら、

250万円分のズレがあるということですね。

 

都心部では1平米単価が50万円というのはザラです。

 

なので、地価の高い都心部では、

買主側も地積には慎重になります。

 

費用が30万円から70万円ほどかかるとしても、

地積更正登記をしておいたほうが売買がおこないやすくなるとも言えます。

 

もし、

地積が増えるようなことになれば、

地積更正登記にかかる費用は、

土地の価値の値上がりで十分にまかなえるかもしれませんしね。

 

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投稿者プロフィール

山河直純住宅不動産研究家
一級建築士受験資格保有。建築家が設計した住宅、築40年以上のヴィンテージマンション、ハウスメーカーの住宅などなど、住宅全般をこよなく愛しています。特に狭小住宅好き。

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